美水石とは
日本ではまれな総合ミネラル原石
ミネラルは生き物の成長に欠かせません。ミネラルとは栄養学上必要な無機質をいいますが、「美水石」には各種のミネラルが、
それぞれ微量ですが適量含まれているのです。
その意味で「美水石」は、日本ではまれな総合ミネラル原石といえるでしょう。
「美水石」は甲信越地方を産地とする“鉱石”の1つです。その昔、美水石の産出される地層から湧き出た温泉は、「武田の湯」として
武田信玄軍の傷病兵のキズを癒すのに使われました。それで地元では、この辺りの“鉱石”を「信玄石」と呼び尊んできました。
この「美水石」に水道水などを注ぎしばらく置けば、ミネラル豊富な飲料水になります。
また「美水石」をお風呂の湯に浸すと、さまざまな作用が出る「武田の湯」に利用できます。
「美水石」は緑泥岩をサンドイッチした不思議な石
「美水石」は日本で最も古いといわれる古生層の地層から産出される、千枚岩を母岩とする断層粘土の集合体からなる鉱石です。
鉱物学では石墨片岩と呼ばれ、堆積岩として分類されます。
組成は石英、長石、斜長石が主体で、他に方解石、絹雲母、黄鉄鉱、チタン石、磁鉄鉱、硫磁鉄鉱、石墨、
緑泥石や粘土鉱物(X線解析)としてイライト・クロライトが主に認められています。
「美水石」は稀有物質の含有量が極めて多いという珍しい成分構成を持っています。
また、「美水石」は1つの岩石の中に異質の岩石である“緑泥岩”がサンドイッチ状にはさまれており、
これが石墨と微妙に化合しているところが、ほかの鉱石とは明らかに違う点です。
なぜこのような石がうまれたのか?それは「美水石」が約2億5千年前に珪層が「水・熱・圧力」などの物理的作用と化学作用によって
変化して出来た堆積岩だからです。
美水石原石学術名・原産国 |
商品名 |
美水石 (びすいせき) |
学術名 |
石墨片岩 |
形成 |
堆積岩 |
原産国 |
日本(甲信越地方) |
主成分 |
2億5000万年前〜6500万年前の海底層 |
備考 |
6500万年前、地殻変動によって変成隆起、現在は陸上で採掘。 |
多孔質が水道水中の塩素や不純物を吸着、自然ろ過します
「美水石」は多くの稀有元素を含有しているうえに多孔質で、500メッシュの微粉末に粉砕しても海綿が持つような多孔質が保たれています。
水道水中の塩素や有害物質を吸着分解、自然濾過します。
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微粉末試料2000倍
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微粉末試料7000倍
「美水石」は7nmのナノ細孔を有した連続多孔質体です。
2価鉄と3価鉄が「美水石(水)」を活きた水にする
「美水石」は、海底にもともと眠っていたものが隆起した層に含まれているため、X線マイクロアナライザーで分析しますと鉄と酸素が大変多いと
いう結果が出ています。
特に注目されるのが、2価鉄と3価鉄の含有量です。FeO(2価鉄)が3.93%、FeO(3価鉄)は1.29%です。つまり約3:1という絶妙のバランスで
含まれているのです。2価鉄と3価鉄は酸素の存在によって互いに酸化還元を反復し、その結果、エネルギーを生み出し、こうした電荷の動きは電流になり、
磁力線を生成して水を活性化させ腐らない水に変化させています。
また活発な酸化還元作用は水質を安定し、いつまでも腐らないわけです。飲料水に用いてもイオン交換作用や有害物質の吸着、
除去などの効果が高く、安全な飲み水です。
○美水石の成分と効力
美水石(堆積岩) |
岩石成分 |
SiO |
AlO |
FeO |
FeO |
CaO |
MgO |
KO |
NaO |
含有量% |
67.9 |
14.5 |
3.93 |
1.29 |
1.64 |
1.81 |
2.87 |
2.25 |
成分比較 |
・水溶性二酸化鉄 ・抗菌力が強い ・電荷発生 ・酸化還元 ・イオン交換有り ・pH調整有り |
効能 |
ミネラル成分 |
目詰まり |
吸着性 |
重金属 吸着 |
脱臭力 |
炭素含有 |
酸化還元 |
良否 |
良好 |
皆無 |
良好 |
良好 |
良好 |
多含 |
多含 |
長所 |
・40度で遠赤外線放射率が90%
・堆積岩であり熱作用を受けていないので、好気性バクテリアの棲家
・2価〜3価鉄分を3:1の比率で含有する
・磁力線発生、酸化還元、イオン交換を行う
・炭素含有量多い
・pH調整作用有り
・抗菌作用強い
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